yoccatta TOKYO のエシカルトライ日記

廃棄エアバッグのアップサイクルブランド『ヨカッタ トーキョー』のエシカルな日常を綴ります

活かそう…資源を

地球環境に負荷をかける残念なランキングで、ファッション産業が2番目 (ワースト1はエネルギー産業) であることは、皆さんもご存知かと思いますが、廃棄に関する問題は、私たちのアクションがとても大事です。

 

国内の繊維廃棄物の量は、衣類だけで年間約80万トン。(2020年)

低価格のファストファッションの台頭によって増大した衣類廃棄物。その94%が家庭から排出されています。そのうちリサイクル・リユースされているのは30%程度で、ほとんどが焼却や埋め立て処分されています。多くを占めるポリエステルなどの化学繊維については、海洋プラスチックの問題も発生します。

 

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↑日本環境設計 BRING™と高島屋サステナブルプロジェクト『Depart de Loop』での衣類回収にて

 

衣類廃棄物以外に、衣類品の生産過程で発生する生地くずや余った生地なども見逃せないレベルで、それらは真っさらな状態のまま廃棄されています。 海外には、以下のような素晴らしい事例もあるようです。

 

NYの非営利団体「ファブ・スクラップ」

500以上の提携ブランドから不要な布を回収し、新しく製造したり再販するしくみ。

 

● ブラジルで開設された布の銀行「バンコ・デ・テシード」

使用されなくなった生地を査定、貯蓄でき、布を無駄にすることなく流通させるしくみ。

 

 

 

リサイクルの方法として、マテリアルリサイクル (モノからモノへリサイクル) だけでなく、現在、ケミカルリサイクル (原料を化学的に分解する技術で何度でもリサイクルが可能) という画期的な取り組みが推進され、大変期待していますが、さらなる普及のためには、まだ課題があるようです。

 

〈ケミカルリサイクルに向けてのハードル〉

 *回収システムの普及、市民の理解

 *複合的な素材の処理 (混紡素材、付属品、異素材使い) 

 *コスト面

 

私もどんどん増えている洋服の回収BOXを積極的に利用していきたいと思います。周りへの口コミも大事ですね。

 

(※日本では、焼却処分し熱を回収するサーマルリサイクルも資源活用のひとつとされていますが、海外ではリサイクル方法とみなされていません)

 

 

 

そして、もうひとつの道が …

yoccattaのように、新たな価値をつくる “アップサイクル”

 

アップサイクルには、

膨大な時間と経費がかかる特殊な技術開発は必要ありません。

 

アップサイクルのメリットとしては ・・・・・

◎ 素材のライフサイクルを伸ばす

◎ アイデア次第で価値を高められる (ワクワクがプラス♪)

◎ 商品を通じてモノを大切にする意識啓蒙がしやすいこと

と考えています。

 

 

 

 

目の前のモノをごみと捉えるか、資源と捉えるか、

私たちの価値観を変える時。

 

『 NO Virgin MATERIAL 』

 

10年、20年後には、

そんな時代もあったねと言えるように。

 

資源をごみにすることなく、活かしきる未来にむけて

さまざまな知恵と方法で、トライアルを続けたいと思います。

 

 

 

 

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