yoccatta TOKYO のエシカルトライ日記

廃棄エアバッグのアップサイクルブランド『ヨカッタ トーキョー』のエシカルな日常を綴ります

yoccatta TOKYOと富士モータースポーツミュージアムへ〈 3 〉

富士モータースポーツミュージアム訪問記録〈 2 〉の続き

今回の訪問を終えての総括です。

 

この記事は、エシカルコンシェルジュ鈴木友都氏に執筆いただいたものです。

 

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訪問を終えて

 

今回でヨカッタチームとの遠征の同行は3度目。

1度目と2度目は一昨年の秋で、エアバッグの回収をしている「エコアール」と、粉塵の除去(エアバッグの調達時に一度、車体を破裂させてから取り出すため粉塵が付着している)や分解を行っている「しんわルネッサンス」へ、撮影の同行で訪問しています。  

自動車やモータースポーツに関して、日常ではあまり興味をもっていない筆者ですが、ご一緒してみて、結果的に施設を楽しんでいました。 学生時代から歴史が好きだったこと、そして大好きなファッションにおいては“ディテール好き”な面があるので、レースカーの変遷や、レースのタイプによって変わるディテールを学べて、このミュージアムを楽しめたのだろうと思います。

 

ショップ&カフェ「Fan Terrace」は、あらゆる角度で車に関連した商品が販売されており、セレクトに感心しました。オリジナル商品やセレクトブランドとのコラボ商品まであり、“ここでしか買えないもの”感があるのも良かったです。ショップのMD業務を行う、青木さんともこれから良い関係性が出来そうな兆しを感じました。

 お土産として買いやすい商品から、高価格帯の商品(子供用電気自動車など)まであり、「値段」よりも「モノの良さ」を重視する客層ということがわかりました。ヨカッタも今年は価格が上がり、エゾシカレザーを使用した、既存のものに比べ単価の高いアイテムが登場しています。この点で、ヨカッタが挑んでいるエシカルトライからくる“正直な”値付けとも相性が良い施設なのでないかと感じます。 

 

 富士スピードウェイホテルのお客さまは、“モノの良さ”を重視して買い物をする(このとき価格はさほど気にしない)ようです。ヨカッタのバッグも、まずファッション商品として手に取って、後から廃材を使用するコンセプトに共感し購入するみたいです。 

 私たちは普段暮らしていると、やはり値段を気にしてしまいますよね。ただ、自分が買える範囲くらいはちゃんと“考えながら”商品を選択したいです。

何に重きを置いて買い、使うのか。エシカルプロダクトであれば、通常の商品よりも少し値段は上がるでしょう。私は、背景にあるストーリーに共感したら、少し手を伸ばしてでも買いたくなってしまいます。それに加え、見た目が良いと気分がさらに上がります。   

 

以前、ヨカッタの生産背景について伊藤さんとお話しする機会がありました。創業当時は海外生産でしたが、あるお客さまから「値段が高くなっても良いから、国内生産にして欲しい」と言われたそうです。長年デザイナーをしている伊藤さんにとって、初めての事でびっくりした。それは「値段を下げて」と言われることはあっても、値段が上がることを肯定されるとは無かったから。

見た目や価格だけではない価値を見出した”新しい購買層”が生まれ始めたと感じ、国内生産に切り替えたそうです。  やはり自分が選ぶものは、納得できる“素敵な価値”があるのが好ましいですよね。

 

皆さんは何を考えながら買う物を選びますか?  

改めて考えてみるのはいかがでしょう。    

 

 

「Fan Terrace」から望む 富士スピードウェイのサーキット、というビューの写真で締めとします。  

 

訪問記録〈 1 〉の記事はこちら

訪問記録〈 2 〉の記事はこちら

 

ヨカッタが現在の体制となるまでのきっかけや想い、プロセスなど、こちらでご紹介いただいています。

 

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