『yoccatta TOKYO』のエシカルな歩みを、改めてSTORYにまとめました。
今回は、[その1]yoccattaの誕生STORYです。
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全ては、“エアバッグ開発技師”との出会いから
見ないにこしたコトはない…『エアバッグ』!
2014年、自動車会社のエアバッグ開発技術者から話を聴く機会がありました。
「生命を守る為の研究開発の仕事」
「運良く作動しなかったエアバッグは、 再び使用することはできない」
エアバッグが作動しなかったこと、 すなわち事故に遭わなかったことは最も重要なことだけど、“研究の成果” が、 最後には捨てられてしまうもどかしさ ... エアバッグ開発技術者の複雑な思いが、同じ作り手として胸に刺さりました。
また、人知れず人命や環境の為に働く姿勢を、 純粋に「カッコいい!」と感じました。
エアバッグが作動しないで『ヨカッタ!』
エアバッグを捨てないで『ヨカッタ!』
運良く作動しなかったエアバッグは、棄てられている。
廃車の際、殆どのパーツはリサイクルができるのに、エアバッグとシートベルトはリサイクル出来ずに焼却するしか術がないという現実を知りました。そんな中、エアバッグやシートベルトをわざわざ回収している自動車解体工場があることも。
ファッション業界で長らくプロダクトの仕事をしてきて、言わば、“20世紀型”の仕事の仕方が身についています。
これまでの手法では製品化できないことは分かっていましたが、時代の狭間に生きているクリエイターとして、廃棄エアバッグを再生する仕事に挑戦したいと思いました。
2014年、『yoccatta TOKYO』がスタートしました。