yoccatta TOKYO のエシカルトライ日記

廃棄エアバッグのアップサイクルブランド『ヨカッタ トーキョー』のエシカルな日常を綴ります

『女性の日』がなくなる日を願って

3月 8日は、国際女性デー(International Women’s Day)。

「女性の社会参加と地位向上を訴える日」、「女性の素晴らしい活躍と、勇気ある行動を称える日」として、1975年に国連が定めました。

起源は諸説あるようですが、1904年3月8日に、ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を求めて起こしたデモがきっかけと言われています。

 

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日本でも、2017年より「女性の生き方を考える日」として、『HAPPY WOMAN FESTA』が開催されていて、様々な企業や団体もイベントや特別企画を同時開催するなど、年々盛り上がっているようです。

(主催:HAPPY WOMAN実行委員会)

 

ハッピーウーマンのテーマカラーは、「太陽」「光」を連想させるイエロー。

イタリアではこの日にミモザを贈る習慣があり、別名「ミモザの日」とも呼ばれていて、やはり鮮やかなイエローがテーマカラーです。

 

ここ数年、SDGsの関係もあって、ジェンダージェンダー平等について議論される機会が増えています。ただ、 生まれ育った時代で、ジェンダーに関する認識もさまざまです。

10年以上前の話になりますが、仕事で高齢者施設に入居される方とお話する機会があり、編集の仕事をやっていらした先輩女性がかけてくださった言葉を覚えています。

「私たちの時代は、女性は男性の3倍働いて、ようやく会社から認められるような環境だった。あなたがこうして活躍している様子がすごく嬉しい。」

先輩方の努力のお陰で、今の自分の仕事があることが、改めて身に沁みました。

 

近頃では、生理のこと、妊娠や出産育児のこと、LGBTQのことなども、普通にメディアで語られるようになってきましたが、 世界経済フォーラム(WEF)の「2021年のジェンダーギャップ指数」では、日本は 156か国中 120位。G7各国の中で最下位です。

 (フランス-16位、アメリカ-30位、韓国-102位、中国-107位)

SDGsの達成度評価でも、日本のジェンダー平等は圧倒的に改善スピードが遅く、取り組みの強化が必要な目標とされています。( 頑張れ!日本! )

 

先日、「FemTech(フェムテック)」を取り上げていたTV番組で、妻の生理周期も把握した上で、良き夫婦関係を築いてる夫の日常生活が紹介されていたのですが、MCの方が、その男性のことを「インテリジェンス!」と称したことが、とても印象に残りました。

 

世界では、幼い女の子が結婚、妊娠させられたり、女子ということで学習の機会を奪われる国も未だ存在しています。

3月 8日『女性の日』が特別に取り上げられる必要がなくなることを願います。性別に関係なく、各自が一人の人間、ひとつの個性として、あたりまえに大切にされ、自由な選択ができますように。。。

 

 

 

※FemTech(フェムテック)とは … Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語。これまでタブー視されてきた女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品やサービスのことを指す。 

 

 

#国際女性デー #3月8日 #ミモザ #ジェンダー平等 #SDGs

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