yoccatta TOKYO のエシカルトライ日記

廃棄エアバッグのアップサイクルブランド『ヨカッタ トーキョー』のエシカルな日常を綴ります

「脳卒中フェスティバル」???

 

絶賛 展開中のクラウドファンディング『SIDE MY LIFE』は、8月31日まで。

8月 2日(水) 19:30からのスペシャトーク配信間近です。

(最下部にご案内あり)

 

 

今回のコラボ企画がうまれるきっかけとなった「脳卒中フェスティバル (脳フェス)」について、少しご紹介させていただきたいと思います。

 

 

脳卒中フェスティバル」???

 

“病名”+“フェス” というキャッチーなネーミング、そして、脳がボクシングをしているオリジナルキャラクター “脳フェスちゃん” も、ユニークすぎて思考が追いつかないかもしれません。

健常者と脳卒中当事者を無意識に線引きしてしまう社会のあり方にパンチ‼︎「楽しい!を「みんなへ」・・・そんなはじけた意気込みが伝わってくるようです。

 

 

23歳の時、ボクシングのトレーニング中に脳卒中を発症した脳フェス代表の小林純也氏。当たり前だった未来が、突然描けなくなってしまう大変な経験。

必死のリハビリを続ける中、理学療法士の国家資格を取得、現在は理学療法士として活躍するかたわら、イベントの主催や運営、書籍の執筆、バンド活動にボクシングと、その活躍は多岐に渡ります。

ご家庭ではパパでもあり、一体、いつ寝ているのだろうと心配になるほど。脳卒中でも可能性は無限大!… と、まさにご自身が体現されていらっしゃいます。

 

 

小林代表は、理学療法士として働く過程で、“健常者” と “当事者” の線引きや距離に、強い違和感を感じるようになったそうです。  そこで、2017年から始めたのが、誰もが参加し楽しめる場であるイベント「脳卒中フェスティバル」。

脳卒中当事者の積極的な社会参加や、社会に理解向上を促す活動を続け、脳フェスのイベントは毎年規模を拡大し、ますます盛り上がっています。

 

私たちも参加させていただいた2022年の入場者は、なんと5,000人。大盛況でした♪

 

全ての人が尊厳をもち、平等に社会参加できるインクルーシブな世界。

アタマでは分かっていても、私たちは自分が見たり体験した認識しか持ち合わせていないということを自覚しなければと思います。(私自身、10年程前に重度障害のお子さんとご家族が集まるイベントに参加して以来、自分の中の認識が180度変わった経験があります)

 

マイノリティが直面している疎外感や不都合に目をそらさず、共に楽しむ体験は人生を豊かなものにしてくれると信じています。

今年10月29日(日)開催予定の脳フェス2023は東京ですので、是非、一緒に参加しましょう!

 

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クラウドファンディングのリターンには、脳フェス応援コースもあります。

こちらも応援よろしくお願いします!!

 

↑脳フェスコラボver.は、内側にピンクの脳フェスちゃんプリントが♡

 

↑脳フェス応援コースのリターンは、福祉工場のしんわルネッサンス謹製トマトジュース

 

「脳フェス通信」No.28にも、クラウドファンディング情報を掲載いただいています。

脳卒中サバイバーと創った理想のバッグ『SIDE MY LIFE』

 

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8月 2日(水) 19:30 〜 

『さすてなぶるファッション®オンライン』にて、無料配信あります。

片麻痺バックパック yoccatta TOKYO「SIDE MY LIFE」ができるまで

 

 

今回のプロジェクトのプロセスなど、脳フェス小林代表とヨカッタ伊藤のトークです。参加者のみなさまとのディスカッションTIMEもあるようです。是非ご参加ください。

 

→お申し込みはこちら

https://sustainable-fashion-online013.peatix.com/

《 SIDE MY LIFE 》お陰様で、現在 目標金額の437%達成!

 

《 SIDE MY LIFE 》クラウドファンディングの中間報告です。

 

初日で目標金額達成!

開始2週間で目標金額の437%達成です!!!

 (7月20日現在)

 

片麻痺当事者の方はもちろん、片麻痺のご家族がいらっしゃる方、また、製作背景に共感してくださった健常者の方々。お一人お一人の応援に、背中を力強く押していただき、感激しています。

私たちにとって、ユーザーの皆さまからこのようなお声をいただける機会は本当に貴重であり、励みになっております。

 

8月31日の最終日まで、一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただきたく、引き続き応援よろしくお願いいたします。シェア大歓迎です♪

 

 

※画像はクラウドファンディングサイトより使用

 

さて、バックパックと共に、リターン品となっている『SIDE MY LIFE』サコッシュ。 本日は、3WAYバックパックの相棒であり、必須アイテムの『片手で使いやすいサコッシュ』について、ご紹介させていただこうと思います。

 

ショルダーにもなり、便利な『SIDE MY LIFE』バックパックですが、やはり移動時に出し入れが多いアイテムや、肌身離さず身につけておきたいモノは、サコッシュに入れたい!脳フェスのアンケートでもこのペアを望む声を多くいただき、必然的な流れで同シリーズのサコッシュも製作する運びとなりました。

 

実は、店舗からのリクエストもあって2022年 秋口にデビューしたヨカッタのサコッシュ。すぐに完売となり、新色も加わって今春の追加生産分が店頭に並んでいるのですが、この既存モデルを進化させたのが、今回のサコッシュです。

 

 

〈 SIDE MY LIFE サコッシュの特徴 〉

『右用』・『左用』が選べる!ユニバーサルデザイン

 片手で楽ちん!フロント斜めポケット

 片手で楽ちん!ファスナー口の硬さ

 背側のファスナー付ポケット

 ユニークなショルダーコードと肩パッド

 

 

背面の隠れポケットや、片手スムーズに開け閉めできるファスナー口(芯を入れて硬くしてある)は、既存サコッシュにはない、嬉しい機能です!

 

ショルダーコードは、今年度生産分より、光に反応する「パラコード紐」になっているので、夜道も安心。シートベルトを使用した肩パッドは、沢山入れて重くなっても肩に食い込みません。

 

そんな優しさがつまった『SIDE MY LIFE』サコッシュ

バックパック共々、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

クラウドファンディングサイト

> > https://timeline-media.jp/projects/23

 

→あつい、あつい、ディレクターズコラムも是非

> > https://story.timeline-media.jp/yoccatta-tokyo/

 

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関連情報:

8月 2日(水) 19:30 〜

『さすてなぶるファッション®オンライン』にて、無料配信決定。

片麻痺バックパック yoccatta TOKYO「SIDE MY LIFE」ができるまで

 

 

今回のプロジェクトのプロセスなど、脳フェス小林代表とヨカッタ伊藤のトークです。

参加者のみなさまとのディスカッションTIMEもあるようです。是非ご参加ください。

 

→お申し込みはこちら

https://sustainable-fashion-online013.peatix.com/

 

クラウドファンディングに初チャレンジ

 

ヨカッタが、クラウドファンディングにチャレンジします。  

 

片手で使える3WAYバックパック

シリーズ名は、《 SIDE MY LIFE 》

 

募集期間は、7月 6日 〜 8月 31日となります。(情報公開中)

 

 

かねてからユニバーサルなモノづくりに挑戦したかったというヨカッタの伊藤代表。そういう意味でも、今回はたいへん思い入れのあるプロジェクトです。

 

※画像はクラウドファンディングサイトより使用

 

健常者と脳卒中当事者が一緒に喜び、楽しめる場を提供する『脳フェス』小林代表との出会いがあり、構想が具体的にスタートしたのが昨年の夏でした。

 

『脳フェス』小林代表曰く、ジッポーライターや、曲がるストローなど、使用する人への配慮からうまれたモノづくりは、結果として、万人にとって使いやすくユニバーサルなデザイン。そのような発想で最大公約数を探して、片麻痺当事者だけでなく、沢山の人達に愛されるBAGを作りましょう…というコンセプトでスタートしました。

 

 

まず、ヨカッタの従来のバックパックデザインを基にプロトタイプを製作し、片麻痺当事者100人のアンケートを実施することにしました。昨年冬に名古屋で開催された『脳卒中フェスティバル2022』の会場内では、実際にプロトタイプのバックパックを試し、ナマのお声やアンケートをいただく貴重な体験もさせていただきました。

課題をひとつひとつ前進させるためには、予想以上のプロセスと紆余曲折があり、、、製作現場は困難を極めました(涙) 

 

 

〈 SIDE MY LIFE バックパックの特徴 〉

廃棄エアバッグで作る唯一無二のバックパック

右利き、左利き用が選べる

パックパックなのに3WAY

片手で楽ちんサイドポケット・フロントポケット

サイドから出し入れできる貫通ファスナー口

撥水力のある日本製エアバッグ素材使用

※その他、ヒヤリングからうまれたDカン・ストップループ・ゴムカンなどの細かな配慮も見逃せません。

 

 

リターンには左用、右用が選択できるサコッシュもあり、バックパックと組み合わせると最強です!

片手が不自由な方、左利きの方、ご家族へのプレゼントにもオススメです。

 

また、『脳フェス』応援コースでは、ヨカッタの生産を支えていただいている福祉工場「しんわルネッサンス」謹製のトマトジュースをお届けいたします。

 

 

詳しくは、サイトをじっくりご覧ください。応援よろしくお願いいたします!!!

> > https://timeline-media.jp/projects/23

 

 

 

最後に、今回のクラウドファンディングサイトを運営するメディア『TIMELINE』の株式会社エブリー様には、プロジェクト開始前から密着取材いただき、多大な支援のお陰で発表へこぎつけることができました。この場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

yoccatta TOKYOと富士モータースポーツミュージアムへ〈 3 〉

富士モータースポーツミュージアム訪問記録〈 2 〉の続き

今回の訪問を終えての総括です。

 

この記事は、エシカルコンシェルジュ鈴木友都氏に執筆いただいたものです。

 

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訪問を終えて

 

今回でヨカッタチームとの遠征の同行は3度目。

1度目と2度目は一昨年の秋で、エアバッグの回収をしている「エコアール」と、粉塵の除去(エアバッグの調達時に一度、車体を破裂させてから取り出すため粉塵が付着している)や分解を行っている「しんわルネッサンス」へ、撮影の同行で訪問しています。  

自動車やモータースポーツに関して、日常ではあまり興味をもっていない筆者ですが、ご一緒してみて、結果的に施設を楽しんでいました。 学生時代から歴史が好きだったこと、そして大好きなファッションにおいては“ディテール好き”な面があるので、レースカーの変遷や、レースのタイプによって変わるディテールを学べて、このミュージアムを楽しめたのだろうと思います。

 

ショップ&カフェ「Fan Terrace」は、あらゆる角度で車に関連した商品が販売されており、セレクトに感心しました。オリジナル商品やセレクトブランドとのコラボ商品まであり、“ここでしか買えないもの”感があるのも良かったです。ショップのMD業務を行う、青木さんともこれから良い関係性が出来そうな兆しを感じました。

 お土産として買いやすい商品から、高価格帯の商品(子供用電気自動車など)まであり、「値段」よりも「モノの良さ」を重視する客層ということがわかりました。ヨカッタも今年は価格が上がり、エゾシカレザーを使用した、既存のものに比べ単価の高いアイテムが登場しています。この点で、ヨカッタが挑んでいるエシカルトライからくる“正直な”値付けとも相性が良い施設なのでないかと感じます。 

 

 富士スピードウェイホテルのお客さまは、“モノの良さ”を重視して買い物をする(このとき価格はさほど気にしない)ようです。ヨカッタのバッグも、まずファッション商品として手に取って、後から廃材を使用するコンセプトに共感し購入するみたいです。 

 私たちは普段暮らしていると、やはり値段を気にしてしまいますよね。ただ、自分が買える範囲くらいはちゃんと“考えながら”商品を選択したいです。

何に重きを置いて買い、使うのか。エシカルプロダクトであれば、通常の商品よりも少し値段は上がるでしょう。私は、背景にあるストーリーに共感したら、少し手を伸ばしてでも買いたくなってしまいます。それに加え、見た目が良いと気分がさらに上がります。   

 

以前、ヨカッタの生産背景について伊藤さんとお話しする機会がありました。創業当時は海外生産でしたが、あるお客さまから「値段が高くなっても良いから、国内生産にして欲しい」と言われたそうです。長年デザイナーをしている伊藤さんにとって、初めての事でびっくりした。それは「値段を下げて」と言われることはあっても、値段が上がることを肯定されるとは無かったから。

見た目や価格だけではない価値を見出した”新しい購買層”が生まれ始めたと感じ、国内生産に切り替えたそうです。  やはり自分が選ぶものは、納得できる“素敵な価値”があるのが好ましいですよね。

 

皆さんは何を考えながら買う物を選びますか?  

改めて考えてみるのはいかがでしょう。    

 

 

「Fan Terrace」から望む 富士スピードウェイのサーキット、というビューの写真で締めとします。  

 

訪問記録〈 1 〉の記事はこちら

訪問記録〈 2 〉の記事はこちら

 

ヨカッタが現在の体制となるまでのきっかけや想い、プロセスなど、こちらでご紹介いただいています。

 

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yoccatta TOKYOと富士モータースポーツミュージアムへ〈 2 〉

富士モータースポーツミュージアム訪問記録〈 1 〉の続き

ショップ&カフェ「Fan Terrace」での様子をレポートします。

この記事は、エシカルコンシェルジュ鈴木友都氏に執筆いただいたものです。

 

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14時42分

ミュージアムを鑑賞したあと、ショップ&カフェ「Fan Terrace」を訪問しました。前述の通り、こちらでヨカッタを取り扱っています。

トヨタからの依頼でFan Terraceの運営を行う、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC:TSUTAYAなどの運営会社)の青木さんとモトテカ(CCCのグループ会社、Fan Terraceを運営)の星野さんが迎えてくれました。  

 

挨拶を交わし、ショップのセレクト品の紹介や、現在のヨカッタの販売状況を聞きます。

ヨカッタの商品は、男性よりも女性に好まれ、比較的高い年齢層の方が購入しているとのことでした。季節やシーンを問わず利用できるネイビーが人気だそうです。 ホテルに宿泊するご夫妻の場合、まず奥さまが「使いやすくて丈夫そう」という理由でダブルハンドルトートを手に取り、旦那さまは奥さまの薦めでサコッシュを購入するパターンが多いのだとか。

 

 

15時20分ころ  

伊藤さんと青木さん、星野さんはミーティングを始めます。

側で話しを聞かせてもらいました。伊藤さんが作成したチャートを軸に話しが進められました。このチャートは、ヨカッタのブランドとしての現在の立ち位置や、目指すべき位置を示したものです。エシカルブランドとして売り出しているが、それだと届けたいユーザーに届くのだろうか?そして、彼は元々ISSEY MIYAKE出身の“モード”のファッションデザイナー、メインラインのレザーバッグブランド『Magnu』のようにエレガンスを大切にしています。おしゃれでエレガントで、尚且つ、蓋を開けてみたらエシカルな取り組みを積極的に行っているという提案が望ましいのではないか?と考えているようです。  

その結果、お客さまのニーズも鑑みて、エゾシカレザーを用いたダブルハンドルトート〈コラボモデル〉を置くことにしたり、シングルハンドルトートとリュックを減らしたりと、ここでの取り扱い商品も見直されることになりました。   

 


16時43分  

筆者がモデルとなり、バッグを持って数枚の撮影をしてから、富士スピードウェイホテルを後にし帰路へ。 途中、海老名SAで小休憩を挟み、最後は鷺沼駅でヨカッタチームと別れました。

 

 

最後に、館内で気になったポイントをいくつか紹介します。

 

 ① チシタリア202C

色合いや、車体のフォルムがおしゃれで可愛らしさもあり、シートに使用されている内装の生地まで高級感を感じて、一番記憶に残っています。

 

トヨペット・レーサー(復刻)

若手のエンジニアたちが復刻した、トヨタの幻のレースカー。創業者の豊田喜一郎が唯一開発に携わったと言われています。なぜ印象に残っているかといえば、シルバーの車体と赤い線のデザイン。この展示を見た第一印象は、「ウルトラマンみたい!」。幼少から父と共にウルトラマンを見て育ったので、再会したような感覚になりました。

 

③ 至るところに車に関連したアート作品

館内はアートが沢山配置されていました。どれもがモータースポーツや自動車をモチーフにした作品です。ワイヤーでタイヤを模しているものや、一枚で車体の変遷が感じられる写真作品、レースのコースを模した金属製のパーツをいくつも重ねて構成した地球のような球体、ただの岩壁かと思いきやレースカーが崖のコースを走っている様子の作品。みな同じように車をテーマにしているものの、それぞれ表現する角度が異なっており、面白かったです。

 

④ 不使用の自動車部品のアート的活用 

前述の通り、館内にはたくさんの自動車モチーフのアートが飾られていました。 なかには車の廃材を使用したものもありました。「Fan Terrace」のテーブルの下にオブジェとして置かれたり、レストランではガーランドかのように細かい自動車部品が吊されたりと、車への愛情を感じる箇所を見つけました。

 

 

訪問記録〈3〉へつづく

今回の訪問のまとめを、後日公開

 

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【 横浜ロフトでの販売開始 】

「渋谷ロフト」に続き、そごう横浜店7階「横浜ロフト」でもお取扱いがスタートしました。 お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 

 

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yoccatta TOKYOと富士モータースポーツミュージアムへ〈 1 〉

少し前の記録となりますが、富士モータースポーツミュージアム訪問時の様子をレポートします。この記事は、エシカルコンシェルジュとして日頃より応援いただいている鈴木友都氏によるものです。画像と共に、数回に分けて公開いたします。

 

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2月20日、数年親交があるエシカルなバッグブランド『yoccatta TOKYO』のチームと共に、富士モータースポーツミュージアム、卸先の1つ、ショップ&カフェ「Fan Terrace」を訪問してきました。

 

まずは双方の説明を。  

 

『yoccatta TOKYO(以下、ヨカッタ)』は車のエアバッグとシートベルトをアップサイクルしたバッグを作っている、エシカルなファッションブランドです。

車のエアバッグは、事故があったときに乗客の命を守れるよう、研究開発が重ねられた丈夫な化繊の生地が使われます。しかし、無事故の車が寿命を迎えたら、エアバッグは使われぬまま廃棄されてしまう。そのもったいない“資源”を救い出しバッグにしています。

このブランドの名前「ヨカッタ」には「エアバッグが作動しなくて、ヨカッタ!」「破棄せずに生まれ変わって、ヨカッタ!」など複数の「良かった!」が込められているのです。

2020年からは原料の回収だけでなく、縫製も国内に切り替え、エアバッグの分解や洗浄作業を障がいを持った人たちが働く福祉工場で行っています。

また代表でありデザイナーの伊藤卓哉さんは、上質なレザーを使用したバッグブランド『Magnu』も手がけています。

 

 

 

一方、今回の目的地「富士モータースポーツミュージアム」は、モータースポーツの歴史や、車体の形やモーターの発展の歴史を知ることの出来る施設。

昨年2022年10月7日にオープンした、ハイアット系列のラグジュアリーホテル「富士スピードウェイホテル」の1・2階に入っています。このホテルは、トヨタグループの不動産会社の初のホテル業態として「アンバウンド コレクション by Hyatt」という日本発上陸のブランドとタッグを組んで誕生しました。 ミュージアムのオフィシャルショップ&カフェ「Fan Terrace」は、その3階にあり、テラスからは富士スピードウェイを見渡すことが出来ます。

 

 

 

朝10時に東急田園都市線宮前平駅で合流し、伊藤さんの運転で出発しました。

道中の車内で目的地である富士モータースポーツミュージアムについての基本情報を教えてもらい、さらにショップ&カフェ「Fan Terrace」に卸すことになった経緯や心情も話してくれました。… そんな話しを聴いているうちに現地に到着しました。

 

 

11時43分 

到着後まず、3階にあるレストランでランチをいただきました。サラダ、メイン、デザートが順に出てくるコースランチでした。

レストランのスタッフは皆、ジャケットに白シャツ、スラックスというキチッとしたスタイル。中にはソムリエバッジをつけた方もいました。レストランの窓は広く作られており、富士山がよく見える“本当の意味で”映える景色です。昼食中は、いち友人であり人生の先輩、クリエイターである伊藤さんから、これからの私の歩みについてアドバイスをもらいました。

このまま販売の仕事を軸にし、サステナブルファッションに関わっていくのか、書いて伝えることをメインに生きていくのかというもの。 現在28歳の筆者と同い年だった頃のご自身の状況なども交えながら、真剣な言葉をかけてくれました。考えなければいけない年齢になってきたことを痛感させられました。

 

 

13時23分  

食事を終え、ミュージアムの入口がある1階へ移動。

鑑賞に際して、専用の案内アプリが用意されていたのでまずはダウンロード。しかし、結果的にアプリは使いませんでした。というのも、車好きの伊藤さんが展示の案内と車の説明をしてくれて館内を巡ることができたからです。  

ミュージアムは、トヨタ博物館が監修をしているのですが、トヨタの自動車に限らず、自動車の発展やモータースポーツの歴史を彩ってきた世界のメーカーの車が展示されています。 写真は伊藤さんが「フォード999」という、フォード社が初めてレースで優秀な成績をさめたという車を指さしている様子。初期の車は、現在のデザインとは違い、自動車というより馬車延長戦にあるような作りだったようです。

 

 

当時、伊藤少年が熱狂したレースカーの展示もあり、「こんなところ、俺の子どもの頃には見たくても見られなかった!」と興奮気味に車体の裏や細かい構造を見ながら解説してくれました。筆者も父に見せるべく、言われるがまま写真撮影(ちゃんと見せました)。 車にあまり関心が無かった筆者も、レースの形式によって車体の向き不向きがあり、ディテールに違いがあることには「面白い!」と感じ、楽しめました。 

 

 

 

 

訪問記〈2〉へつづく

ショップ&カフェ「Fan Terrace」の様子など 後日公開

 

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( 5月 8日より受付スタート )

 

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yoccattaのエシカルSTORY … 5

『yoccatta TOKYO』のエシカルな歩み

[その5]ブランドとしてのエシカルミッションについてです。

 

 ※最下部に価格改定とオンラインショップ限定プレゼント企画のお知らせがあります。

 

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yoccattaの『エシカルトライ』は、

ファッションの未来に向けた“実験”です

 

『欲』と『洗練』・・・

 

いま、価値観が変わろうとしています。

 

欲しい『物』が無い ... のではなく、 欲しいという『欲』が無い。 20 世紀に生まれた様々な『欲』が、『洗練』され始めたように感じています。

しかしながら、本来、ファッションは、楽しい、嬉しい、カッコいい …  それだけで良いのです。 理屈や理論が先では、楽しくありません。

 

エシカルな生産背景が標準装備となる未来に向けて、 『洗練』されたファッション ブランドを目指して、yoccattaは、 “トライ”していきます。

 

 

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yoccattaTOKYOでは、2023年5月8日より製品の価格改定をさせていただくこととなりました。

電気料金等の値上げに伴い、染色及び生産工賃が上がりました。 又、このところ回収しているエアバッグが小さい個体が増え、 大きめのバッグに転用しづらい状況も発生しています。

yoccatta TOKYOは、無選別に回収されたエアバッグを材料としています。廃棄エアバッグは、ファッション生産には、“都合の悪い”素材となりますが、 これからも、生産背景の仲間と共に、廃材から新たな価値を生み出していく所存です。

今後とも応援いただけたら幸いです。

 

*オンラインショップ限定企画*

2023年 5月 8日(月) 0時より新価格での販売となります。 5月 7日(日) までに、オンラインショップにてご購入のお客様に、yoccattaよりプレゼントをご用意させていただきます。

この機会に是非お買い求め下さい。

 

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