都会に住んでいる人間には、今いちピンと来ないけれども、
ニュースではよく耳にする野生動物のトラブル。
私自身、日本国内での動物たちの飼育環境について、特に知ろうとしたこともありませんでしたし、ましてや野生動物の問題の本質など、さっぱり理解できていませんでした。
エシカルコンシェルジュの授業でも、最もザワつくのが、“動物問題”で … いかに知ろうとしてこなかったか、私を含め、思い知らされた人が多いと思います。
かつて日本には里山文化があり、人間も自然界の一部として共生していたのですが、ペットへの意識は加熱する一方なのに、その他の動物への意識はどんどん離れていってしまったのが現実かと思います。
ヨカッタは、『EZOPRODUCT inc.(エゾプロダクト)』代表の菊地氏との出会いによって、北海道の自然の中で暮らすエゾシカの現状を知ることとなりました。
北海道のニホンジカは、年間60万頭あまりが個体数管理計画のもと頭数管理されており、趣味主体の狩猟と頭数を減らす為の駆除 (間引き)が行われていますが、 猟後、 肉食処理されているのは僅かで、多くが焼却されているのだそうです。
天敵のエゾオオカミがいなくなったこと、それに加えて、地球温暖化で越冬できるようになったことから、個体数が増えてしまい、森を荒らす原因とされています。また都市開発により、人里と森が近くなってしまって、街の中に迷い込むエゾシカが増えた事も問題になっています。
廃棄エアバッグがリサイクルされず焼却されているのも問題ですが、人間生活を維持するために、やむを得ず狩猟されたエゾシカの命がムダにされていることを、放置したくないと感じました。
地球は人間生活のためだけにあるのではなく、人間らしい暮らし方があるように、それぞれの動物にも生態があり、一方的な視点で捉えることはできません。今後、テクノロジーの進歩にも期待したいですし、まずは、互いに自然界の構成員として存在できるよう、叡智をやしなっていきたいと思います。
EZOPRODUCT inc.
『エゾプロダクト』とのコラボレーションモデル
“ イノチ ヲ ツナグ ”
行政・市町村と協力し、循環型社会における野生動物との共生を目指し、エゾシカ皮革の利活用をすすめてる『エゾプロダクト』とのコラボレーションモデル。
シカ革は、厚みがあるのに軽く、やわらかくてしっとりした質感です。
[ホワイトxブラック][ブラックxブラック]の2色展開
https://yoccatta.com/?pid=163536734
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